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わたしたちの想い

わたしたちの想い

  • 獣医師 土志田が想う
    「最善な獣医療、そして
    動物とともに生きること」

    治したい生かしたいと思い必死に治療することは獣医師としての原動力であり、すべてです。提供する動物医療が確かなものであるよう、今も専門病院での研修を続けています。

    けれど、人も犬も猫も、いつか必ず病気や怪我は訪れ、命は終わります。「動物医療」が目指すものが1日でも長く生きること、全ての病気を治すことだけならば、私たちは「いつどこで負けるか」という闘いをしているのでしょうか。

    私は、動物医療が患者さまにとって「どう生きるか」を探すパートナーであって欲しいと心から願っています。

    動物病院は大きくなり、専門科も細かくなりました。専門診療の先生たちのたゆまぬ努力により、診断と治療がここ10〜20年で飛躍的に進歩したのは間違いありません。

    しかし一方で、動物とそのご家族が安心してその恩恵を受けているかといえば必ずしもそうではなく、誰に相談したらいいかわからないという強い孤独を感じているご家族がたくさんいたように思います。動物医療が細分化しても「この子」は細分化できない。病気を見るだけでは、「どう生きるか」とは向き合えない。私はジレンマを感じていました。

    そんな時、人間の医療では臓器や病気に細分化された医療をもう一度総合し、「人を診る医療」を行うため、かかりつけ医の存在やプライマリケア、「総合診療医」が見直されていると知りました。それは、私が提供したい動物医療のイメージとピッタリと重なりました。

    私たちは、「この子とどう暮らしていきたいだろう」と悩むあなたのその視線の先を、共に見つめる存在でありたいと思っています。

    あなたがあなたの伴侶と共に歩む時間が、ながく穏やかに続くように。そして終わりがきたその後でさえ、宝物のような思い出があなたの人生の支えとなることを祈っています。

  • 看護師 稲石が想う
    「家族である動物の存在、
    医療と暮らしのバランス」

    私は『家族』という言葉が好きです。
    動物も当然家族の一員であり、私は皆様の大事なご家族の健康と幸せを、そして最期の瞬間まで動物とご家族の皆さんと共に寄り添いたいと考えています。

    私は約20年間、動物病院で看護師として仕事をしています。
    今まで、数えきれないくらいの動物とそのご家族様との出会いとお別れを経験し、一緒に笑って一緒に泣いて、ご家族の皆様の次に良き理解者になれたら良いと思いながら仕事をしてきました。
    日々たくさんの動物の診療に携わっている中で、その動物には愛すべきご家族がいてオンリーワンの存在なのだということを肝に銘じています。

    そして動物の気持ちを第一に考えて仕事をしています。臆病な子、フレンドリーな子、怒りん坊な子、それぞれ彼らなりの理由があります。
    動物看護師としてその気持ちに寄り添うことが一番大切なことだと思っています。

    動物病院というと、どうしても「病気を治すだけ」という印象が強いですが、私たちが目指す真の動物病院(診療所)は動物とそのご家族をトータルでサポートする存在になることです。
    病気に関することはもちろん、お食事や日々のお手入れ、ご家族の変化等に応じた不安、些細なお悩みまで、動物とともに生活を続けていくこに関する様々な面でのサポートができたらと考えています。

    獣医療として正しいとされることが、必ずしも動物とそのご家族にとって正しいこととは限りません。沢山の選択肢の中からベストな道を一緒に選ぶお手伝いができたらと考えています。